2022/08/26
札幌・二十四軒駅で、皆に愛されるオーナーが作る美味しい料理とお酒を、コスパ抜群で頂く 【STONE HUNTER】
こんにちは。seiyaです。
今回は、札幌・二十四軒にある、イシカリッシュ・パブ「STONE HUNTER」
地下鉄「二十四軒駅」 5番出口すぐ
札幌市営地下鉄「二十四軒駅」
有名な犬のキャラクターが乗っかった、ポップな看板が出迎えてくれま
ウッディーな雰囲気の店内は、天井が高く、開放感があります。
今回、恐縮ながら取材の為に作って頂いた2品がこちら。
↑柔らかスペアリブの照り焼き
↑マルゲリータ
スペアリブは時間をかけて煮込んで作られているそうで、お肉が柔らかく口の中でとろけるようで、美味でしたし、
マルゲリータの方は、生地にかなりこだわって作っていて、食べ応えがあり、生地がもちもちしていました。
他にも、
↑ソーセージ盛り合わせ 600円 出典:食べログ
↑砂肝とハツのアヒージョ 出典:食べログ
↑チャイニーズチキン 450円 出典:食べログ
などなど、美味しそうなメニューがずらりと並びます。
もちろん、
ビールも最高に美味そうです・・・
長年、外食業界で働き、
大手外食チェーンの事業マネージャーとして、様々な事をやらせてもらった
そうなんだ。僕、18の時からホテルでアルバイトしていたんだけど、就職活動で「びっくりドンキー」で有名なアレフという会社に入らせてもらったんだ。
まぁ、僕が最初に配属されたのは、ハンバーグレストランの「びっくりドンキー」ではなく、洋食の店舗だったんだけどね。
それで、僕はずっと鍋を振ってたわけじゃないんだ。
最初は、やっぱり鍋振ってお料理をきちっと作れるようになって・・・という事をやったんだけど、一通りやった後、店舗をマネジメントする部署へ異動になったんだ。
そう。それで僕がいた部署っていうのが、また面白くて、財務以外の事を、全部自分達でやる、という所でさ。
商品開発はもちろんやるし、例えばセールスプロモーションでチラシ配ったり、新店のオープンとか、それはもう、本当、色んな事に携わらせてもらって、僕は店長達を教える立場でもあったんだ。
組織構成も、チェーン店としては珍しいぐらい自由度が高く、社長や部長達との距離も近かった。
それで、メニューチェンジも、ランチ、ディナー、その都度テーマを決めて、大体半年周期にやっていた。
すべてのお客様の顔と名前を一致させる事が、目標
ただ、やっぱり規模が大きいお店だと、席数も200席以上、そういった部分で、
そもそも僕がやりたかった事っていうのが、来店するお客様全ての顔と名前を一致させる事だったんだけど、
さすがに1日に1000人以上来るお店で、顔と名前を一致させるって無理じゃないですか(笑)
「STONE HUNTER」を始めてからは、今は嫁に手伝ってもらってるんですけど、最初は僕1人でやっていて、
ワンオペでできるお店で、お客様の顔と名前を全て把握できるようになったんだ。
↑店内には雰囲気を盛り立てる小道具も配置
なるべく店へ来てもらえるよう、単価を低く設定
来たお客様に、◯◯さん、いつもありがとうございますって言える、そういったお店をコンセプトにしているんだ。
ただ、そうなってくると、高いお店だと、そんな来店頻度高くないじゃない?
本当、気軽に来れて、月1回くらいは来店してもらいたいっていう客単価を考えた時に、自分達の給料も考え、客単価2000〜2500円っていうところに落ち着いたんだよね。
それで大体、飲み物を3、4杯、料理を3、4品注文できる。
そういう設定にしているんだ。
そうだね、それはよくお客様にも言われるよ(笑)
「この店がなくなったら困るから頼むから値上げしてくれ」、なんてね。
↑今回私が頂いたマルゲリータ、柔らかスペアリブの照り焼きは、それぞれ450円、700円と激安で、それ以外にもあり得ない金額を設定しているメニューが並ぶ・・・
客層は、20代前半から80代後半
僕がやってたのはローストビーフとかステーキとか、洋食がメインなんですよ。
でも、いらしてくれるのは結構70代80代の高齢の方もいるから、洋食ばかりにこだわっていてはダメだ、と。
それで、お客様のニーズに合わせて、色々なものを用意している。
「STONE HUNTER」の客層は、20代前半〜80代後半なんだ。
だから、その幅広い年齢層の方が来た時に、何かしら好みのものがある、そういうメニュー構成にしてあげたいなと。
そして、20代とかだと、あんまりお金持ってないじゃないですか。
だから、ビールとかも最初は200円くらいで出していたよ(笑)
今は、色んな原料とかが、どんどん値上がりするし、いや、これはちょっと経営としてヤバいかな・・・といったところがあって、薄利多売も、やっぱりこれ以上厳しいかもっていうことで、オープンしてから2回くらい値上げしてるんだ。
そうかな(笑)まぁ今はまだそれで何とかできているからさ。
石狩✗アイリッシュパブ
↑IRISH PUB かと思いきや ISHIKARISH PUB
そう、よくぞ気づいてくれた!
最初、アイリッシュパブがいいと思って、irish pub と書いてたら、なんか、ishikariのスペルと似ているな、と。
それならもう、いっそのこと、くっつけてしまえと(笑)
時代のニーズに応えていきたい
世の中がどんどん変わっていく中で、お客様も変わっていって、お酒もさ、最近の若い方々は飲まなくなってきてるし、
でもそういう時代でも、きちっと時代についていけるよう変容していきたいね。
日進月歩という言葉があるけど、1日1日、やはり料理の品質をさらに高めていったりしてさ。
常に色々な事にチャレンジしていく、って事かな。
今ではもう、クラフトビールとか当たり前になってきているけど、例えば、キリンのタップマルシェが出た時、お店始めて半年くらいの時かな、
「STONE HUNTER」で扱い始めたんだけど、それが札幌で2番目くらいだった。
まだ本導入前の、試験導入の時から、「お店の雰囲気にも合うし、こういうのあるんだけどやってみませんか?」って、キリンの人からオファーがあって。
面白そうな試みだなぁ、と思ってやってみた。
何て言うのかな、今後は多分、「とりあえず生ちょうだい」っていう時代じゃなくなるなって思っていたから、その先読みだよね。
多分ビールも選ぶ時代、ホワイトエールがいいとか、IPA飲みたいなとか、そういった部分の情報をきちっとキャッチして、
次はどういう形のものが主流になっていくか・・・っていうのを先読みしていかなければなぁ、っていう。
そうですよね、ビールもみんな詳しくなって、エールとラガーの違いであったりね。
そんな事ないよ。まぁ、先読みして、時代的に早過ぎたのか、外れている事もあるしね(笑)
でも、自分が「やっぱ、次はこれかな」と思った事に対し、常にチャレンジ精神をもって、試していく事は大事だと思っているよ!
あとがき
いかがでしたでしょうか。
今回は、札幌・二十四軒にある、イシカリッシュ・パブ「
オーナーの村上さんは、本当に優しい雰囲気を身にまとっている方で、皆から愛されている方だというのが、取材をしていて実感できました。
外食産業一筋でやられて来たという事はもちろん、人生の先輩としても、尊敬に値する方だと思いました。
皆さん、是非一度「STONE HUNTER」に足を運んでみてはいかがでしょうか!?
店舗情報
【STONE HUNTER】
住所:北海道札幌市西区二十四軒1条4丁目2−23
アクセス:札幌市営地下鉄「二十四軒駅」
TEL:011−839−3010
営業時間 18:00~24:00
定休日:日曜日